DPCについて (2) DPC導入の経緯(1)

DPCが何のために作られたか、その本質を探るためには、そもそも導入された経緯を見るのが良い。

本来、DPC は包括支払いを意味するものではないが、診療報酬の支払い方式も含めてDPCと呼ばれる。
なぜかという理由も、DPCが導入されるまでの経緯を見れば判る。

元々、病気の分類は米国で行われ、診断群分類DRG(Diagnosis Related Groups)と呼ばれるものが採用された。
米国では日本のような国民皆保険制度はなく、民間医療保険会社によって運営されている。
高齢者は有病率が高く、高齢者用の保険は非常に高い保険料を支払わなくてはならない。そのため、経済的弱者は保険に加入できす、政府が救済策として高齢者の医療保険(メディケア)を運営している。
また、低所得者向けの医療保険としてはメディケイドを運営している。
ところが、メディケアの支出がどんどん増え、国家財政そのものを食いつぶしかねない状況になってくる。そのため、その支出を抑えようと導入されたのが診断群分類ごとの包括支払い方式DRG/PPS(Diagnosis Related Groups/Prospective Payment System)であった。
つまり、極論すれば、病気の分類は国が支払う医療費を抑えるために作られたと言える。

<参考>包括払いであるDPCの元で、どのようなマネジメント手法が必要か、
DPCに関連する用語の説明も書いてあります。
DPCマネジメント研究会

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