「食べ過ぎ理論」(5)

2.ダイエット成功のための食べ方

脳の視床下部には腹内側核に満腹中枢、外側部には摂食中枢があります。
視床下部からの信号に加えて、様々な信号(視覚、味覚、触覚、臭覚、聴覚など)が大脳皮質の前頭葉に送られます。
そこで最終的に食べたいとか、食べたくないとかいった意識や感情が決まってくると言われています。
ですから、話は単純でなくて、コントロールが難しいのです。

けれども、やはり食べ過ぎを押さえる方向に満腹中枢や摂食中枢をコントロールすることが大事だと思います。

 では、満腹中枢を刺激するのは何でしょうか
 脂肪やタンパク質の摂取によるホルモンの分泌や胃壁の膨らみなどの情報も刺激につながります。
 しかし、食べ物から糖分が吸収されることによって血糖値(血液中のブドウ糖の量)が上昇しますが、これが最大の刺激です。

 重要なのは食べてから血糖値が上がるまでに20~30分かかることです。
 その時間差が問題であり、それまでに一杯食べてしまうと、「時、既に遅し」となります。

 時間をかけてよく噛むことが糖分の吸収を満腹中枢に伝えて満腹感を感じることにつながります。
 また、噛むことによってカロリーを消費しますから、「よく噛む」ことがダイエットに良いのです。大抵の人が知っていることで、簡単にできそうなことなのですが、案外やっていない人が多いのです。

 でも、十分な量を食べているにも関わらず、摂食中枢の働きを活発にしてしまうこともあります。
 摂食中枢を刺激するのは遊離脂肪酸です。
脂肪は体内に入ると、胃を通って脂肪酸という形で腸から吸収されます。
 だから、脂肪の取り過ぎには注意しなければならないのです。

 牛や豚などのお肉は脂肪を大量に含んでいます。
動物性たんぱく質も多く含みますが、脂肪も含んでいることが問題なのです。
 「焼肉食べ放題」のお店へ行くと、後になって、よくこれだけ食べれるもんだと感心することがあります。

結局、お肉は食欲増進につながり、食べ過ぎを助長するようです。
 ご飯は炭水化物だから肥える元になる、お肉はたんぱく質だからいくら食べてもよい、という見方は一面的で誤っているように思います。

 (続きます)

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この記事へのコメント

2009年02月11日 14:10
いつも拝見しております
そうだったんだ!と大変勉強になることも多くて、日々の食生活の参考にさせて頂きたいことばかりです
よく噛むことで満腹中枢が満たされてるんですね
2009年02月11日 14:27
実は、結構早食いなんです。
噛む回数が多い方が良いと言うので、パクパクよく噛んでます。
が、時間をかけるのが良いのですよ。
2009年02月12日 18:14
食べてから血糖値が上がるまで2,30分。
これが食べてから、満腹感を感じる時差なんですか。
先祖の脳のプログラムだと思うのですが。
人間の先祖はゆーーくり食べていたんでしょうか?
2009年02月13日 09:15
「大昔、邪馬台国の卑弥呼の時代では1回の食事で5000回も咀嚼していたというデータ」があるそうです。
http://www.raijin.com/jomo-ad/dental/kenko/080422.htm

平均約4000回という話も聞いたことがあります。正確なことは判りませんが、ゆっくり食べていたことは間違いないようです。

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