「激落検知ルール」でリスク低減はできるか

為替取引(FX)は株取引と大きく違う点があります。

株は、いわば人気投票の面と絶対評価の両面を持っています。

ある人が、「この会社(A社)の株は、これから上がるだろうと人は思っているに違いない」と考えたとします。
そして、その人は「買おう」と決めます。
すると、A社の株は上がっていくのです。
つまり、人気投票で株価は上下します。

もう一つの側面として、A社の資産、業績や成長性などから、今付いている株価が妥当かどうか、言いかえれば買われ過ぎか、売られ過ぎかが判断できます。
買われ過ぎなら、株価は上がり過ぎ、つまり、売っておいた方が良いのです。
逆に、売られ過ぎなら、買っておけば、やがて上がることが期待できます。
つまり、A社には妥当な価格と言う絶対評価があるのです。
人によって、絶対評価の仕方は違いますが、何がしか、高過ぎか安過ぎかという評価ができます。

このような評価の結果、株価は上がったり、下がったりの上下変動を繰り返します。

それに対して、為替は大きく違う点があります。

円は「日本」に対する評価を反映しないのです。

例えば、「日本」の人気が上がるだろうと言って円が上がるかと言えば、そうではありません。
「日本」以上に「米国」の人気が高ければ、円は下がるのです。
「ドルを手放したい」「ドルを円に換えておきたい」と考える人が多ければ、円は上がるのです。
ですから、「日本」だけを見ても、円の妥当な価格は決まらないのです。
そうなると、買われ過ぎ、売られ過ぎという評価は適切にできるのでしょうか。

チャートを見れば何となく、そのような評価ができるような気がします。
多くの人はチャートを見て取引しますから、何となく、評価に基づいて為替が上下するように思えます。
でも、実際はそうでないように思います。

上がり過ぎ、下がり過ぎという概念は「ない」のかもしれません。
つまり、日本の調子が悪くても円高になりますし、良くても円安になるのです。

今回の円高はチャート上からは買われ過ぎに見えます。
でも、日本と米国の状況から、なるべくして円高になっただけのことなのです。

そのような側面を持つ為替ですから、怖いし面白いのです。
そこで、チャートから「予想を超えた大幅な下落」(これを激落としました)が事前に検知できないか、検討しました。
そして、ルールを作りました。

今回の大幅な急落が検知できたかどうか、検証しました所、7月15日に検知できていました。
※残念ながら検知ルールに基づくチェックをたまたま怠っていたため、「ドル売り」を出せませんでした。
  現在、大いに反省しています。

日付        始値   高値   安値  終値
2010年7月16日 87.42  87.50  86.25  86.59
2010年7月15日 88.41  88.43  87.21  87.45
2010年7月14日 88.70  89.11  88.05  88.44
2010年7月13日 88.63  88.86  88.00  88.67
2010年7月12日 88.65  89.15  88.37  88.62
2010年7月 9日 88.37  88.71  88.34  88.58

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